2014年6月7日土曜日

ワークインプログレス

まさおか式『おどり良ければ全てよし』ワークインプログレス、
昨日無事に終了致しました。

一週間前の告知だったにも関わらずたくさんの方に見届けて頂き、
貴重な意見交換ができました。ありがとうございました。

作品のことはもとより、
「ドラマトゥルクとどのように作品を作っていっているのか」
など、まさおか式の成り立ちについての質問も頂きました。
これから日本でドラマトゥルクという職業が成り立っていけばいいな、
という思いも込めて佐々木と二人で立ち上げたカンパニーなので
そのことについてお話できて嬉しかったです。


さて、私はこの途中経過を誰かしらに見てもらうという作業に
絶大なる信頼を寄せています。

以前オランダに滞在していた頃、参加した若手振付家のショーケース企画がありました。
オランダではそもそもショーケース公演というものは珍しいのですが、
その企画は15人の参加者がワークショップとフィードバックセッション(途中経過を見せ合いフィードバックをする会)を通して10分の作品を作り、発表するというものでした。
1ヶ月半のリハーサル期間中3回ものフィードバックセッションが行われ、とにかく作品について語り倒した結果それまでの自分では到達できなかった濃い密度の作品となったように思うのです。


頭でっかちになるのも違うけれど
とかく直感的になりがちな創作の過程で
作品を理知的に捉え直すことは大切なことだと私は思っています。

そして昨日のようなワークインプログレスという機会や
まさおか式におけるドラマトゥルクという存在は
思考を代行してくれるものでは決してなく、
寧ろ私をより深い考えに向かわせる刺激なのです。


昨日もお客さんから新たな視点、貴重なご意見をうかがうことができ、
ここからまた作品をぐんぐん育てていけそうな予感がしています。

 政岡

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