2015年9月12日土曜日

チラシ刷り

 10月の公演に向けて色んな準備をしています。

割と一般的だと思いますが、私はいつも作品を作ろう!と思い立つと、まず人(出演者やスタッフ)を確保します。会場も抑えます。この時点で既に「逃げられないな。。。」とおののくのですが、さておき、ここまで決まるとチラシをどうしようか、と考えます。

見てもらえば分かるように、まさおか式のチラシは私が作っています。お金の無い若手にはありがちなことです。昨年の旗揚げでは写真のイメージがポンと出たのでそのまま撮ってもらったのですが、今回の「踊りが生まれる日」にはなかなかビジュアルのイメージが結びつきませんでした。(そもそも私はダンスを作る時にビジュアルが先行しないタイプです)ですが、文字のみのチラシはデザイン性が問われます。とても私のイラレ&フォトショ能力では追いつきません。「デザインの貧弱さは手作業の味でカバー!」という訳のわからない根性論で、今回は手摺チラシにすることにしました。

手で刷るといっても色々やり方はある、と知ったのは後のことで、最初から木版画一択しか頭に無かった私はとりあえずババッと裏面のみ印刷会社に入稿し、彫刻刀をゆうちゃん(今回の出演者)にお借りし、木板とバレンと絵の具を購入しに世界堂へ。小学校の頃の記憶は曖昧で、結局ネットで調べ直しましたがどれも5000枚刷る事を想定していないので色々と未知でした。結果道具諸々は全く問題ありませんでした。因みに板とバレン以外は全て百均で事足りました。(パレットはお惣菜のふた、水差しはモロゾフのコップ)

ただ、時間は思っていたより膨大にかかり、5000枚刷り終えたのはつい昨日です。一時間で100枚刷れるので単純計算して50時間。たかがチラシ、されどチラシ。お手に取られた際は絵の具のふくらみをご堪能ください。


乾かしているところ
作業机
刷りに刷って1ヶ月

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